〜花と海の町〜館山市で学ぶ地方創生×ビジネスセミナー|参加レポート

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2022年12月22日に行われた「〜花と海の町〜館山市で学ぶ地方創生×ビジネスセミナー」の参加レポートです。

移住した土地でどのようなビジネスを行っており、なぜ館山を選択したのかが気になり、参加してみました。

移住を検討している方や地方での仕事を考えている方は、3名のストーリーからヒントを得られるはずです。

目次

セミナーのテーマ・概要

出典:【ホテル宿泊券の特典あり|12/22(木)18:00~】第1回館山市「地方創生×ビジネスセミナー」 | TURNS(ターンズ)|移住・地方創生・地域活性化

テーマ:館山市における持続可能なまちづくり

移住者でありながら、館山市でさまざまなビジネスを行っている漆原さんと大田さんと北村さんの3名。

具体的に取り組んでいることやまちづくりへの思い、館山に移住したきっかけなどについてお話してくださいました。

▼当日の流れ

  1. イベントの概要説明
  2. 館山市市長森正一さんの挨拶
  3. 東日本旅客鉄道株式会社 支社長 中川晴美さんの挨拶
  4. ゲスト自己紹介
  5. ゲストの活動紹介
  6. クロストーク・質疑応答

▼ファシリテーター

出典:【ホテル宿泊券の特典あり|12/22(木)18:00~】第1回館山市「地方創生×ビジネスセミナー」 | TURNS(ターンズ)|移住・地方創生・地域活性化

ファシリテーターは、TURNSプロデューサーであり、株式会社第一プログレス代表取締役社長や総務省地域力創造アドバイザーも行っている堀口 正裕さんです。

▶︎セミナーのアーカイブはこちら

館山市の特性と課題

▲館山駅から見た景色

館山市は千葉県の房総半島南部に位置する地域です。東京都心からは、東京湾アクアラインを通って約80分。

年間平均気温は16度と温暖な気候で、美しい海と自然に恵まれています。

SUPやサーフィン、ダイビングなどのマリンスポーツはもちろん、山もあるので、登山やトレッキングなどのアクティビティ体験も可能です。

空気の澄んだ日に見られる、海越しの富士山と夕日はまさに絶景。

そんな魅力がぎゅっと詰まった館山ですが、おもに以下3つの課題があるそうですよ。

<館山市の課題>

  • 生産年齢人口の減少をどう抑制するか
  • 生活の利便性・活力向上
  • 安心・安全な環境づくり

今回は、この中でも「生産年齢人口の減少をどう抑制するか」の課題に焦点が当てられました。

現在、館山市ではこの課題に向き合うため、ワーケーションを推進するための取り組みを行っています。

時間や場所にとらわれない新しい働き方や学び方を推進し、移住や定住につなげるのが目的の1つです。

漆原 秀(うるしばら しげる)さんの取り組み

出典:【ホテル宿泊券の特典あり|12/22(木)18:00~】第1回館山市「地方創生×ビジネスセミナー」 | TURNS(ターンズ)|移住・地方創生・地域活性化

<プロフィール>

1970年大阪府生まれ埼玉育ち。2度の起業とサラリーマンを経験したのち、2010年から不動産投資を学んで2016年に館山市に家族と移住。現在は5つの事業主体を持ち、9つの施設運営を行っています。

<仕事について>

  • VMV合同会社 代表社員:宿泊業務、飲食業、文化施設、レンタルオフィス
  • チューングループ有限会社 代表取締役:コンサルティング業、不動産管理業
  • 漆原商店株式会社 代表取締役 店主:土産物開発・販売、酒類販売店、飲食店、半島ひじきの販売
  • 株式会社館山家守舎 共同代表:エリアマネジメント事業、リノベーションまちづくり事業
  • 個人事業 不動産賃貸業:アパート、マンション、シェアハウス
  • 南房総家守アライアンス委員会 委員長

館山での主な取り組み

主な取り組み1.コミュニティ型集合住宅「MINATO BARRACKS」

出典:MINATO BARRACKS TATEYAMA 3710(ミナトバラックス)|館山の賃貸住宅・リノベーション複合施設

2016年に当時築38年の公務員宿舎を買い取り、コミュニティのある集合住宅「MINATO BARRACKS」へ改修しました。1階にコミュニティスペースがあり、夏祭りやクリスマスパーティーなどのイベントも開催。

令和元年の台風15号が直撃して停電した際には、冷蔵庫の中の食材が腐らないようにとBBQが行われました。

停電して大きな不安の中でも、子どもたちが楽しんでいる姿を見て活力をもらう大人たちも多かったとか。

何か起こった際にも励まし合ったり助け合えたりする仲間がいる環境は、コミュニティ型集合住宅だからこその魅力ですね。

主な取り組み2.ゲストハウス「tu.ne.Hostel」

▲tu.ne.Hostelの外観

2019年に当時築38年の元診療所(1階)と院長先生の自宅(2階)を改装し、簡易宿所(ゲストハウス)「tu.ne.Hostel」をオープン。

「旅行者同士や住民同士のコミュニティのきっかけになれば」という思いが込められています。

海外からのお客さんも多く、コロナ前は約3割が外国人のお客さんだったそうです。

主な取り組み3.シェアハウス・施設図書館「CIRCUS」

▲CIRCUSの外観

2019年に当時築60年の元薬局兼住居を改修して、シェアハウス・施設図書館「CIRCUS」をオープンしました。

2階はシェアハウスで、1階は私設図書館「永遠の図書館」。

物件を買い取った際に家具や家電、洋服などの残置物がたくさんあり、そのなかに戦争を研究した蔵書がたくさんあったとか。それを残すために私設図書館という形にしたそうです。

主な取り組み4.パブリックスペース・ショップ「sPARK tateyama」

▲sPARK tateyamaの外観

以前、館山駅の東口には駐輪場があり、西口と比べてあまり誇れる場所ではありませんでした。そこで、市役所と連携して駐輪場を広場へ。

それに合わせる形で、築55年のデパートを改修。

コーヒーショップやお酒の販売・バー、コワーキングスペースが併設された、パブリックスペース・ショップ「sPARK tateyama」をオープンしました。

館山駅東口を降りると目の前にありますよ!

主な取り組み5.半島ひじきの販売「HIjiqui」

出典:漆原商店株式会社 | URUSHIBARA SHOUTEN Co.,LTD.

駅前に「sPARK tateyama」をオープンしたきっかけもあり、2022年5月に「漆原商店株式会社」を設立。

地元の人は着目していませんでしたが、房州ひじきは、太くて長くてコシがあっておいしいとのこと!

半島ひじき「HIjiqui」を物販展開しています。

館山での今後の展開

今後の展開1.ワーケーション用レンタルオフィス「AIR STREAM」

出典:漆原秀 (@urushibarracks) • Instagram photos and videos

「tu.ne.Hostel/tu.ne.HIGORO」の裏手にキャンピングトレーラーを設置。時間貸しオフィスとしての開業を準備しているそうです。

キャンピングトレーラーで仕事…!考えるだけでワクワクします!

今後の展開2.内房線7駅「風情の旅」アライアンス

「tu.ne.Hostel」へ三浦半島から来る方は、富津市金谷までフェリーで訪れるそう。そのまま金谷でお酒を飲んでから館山まで電車で来る方が多く、その道のりを楽しんでいる方も多いようです。

金谷から館山までに通る鉄道の駅の頭文字を取って、「KAHOKAITONATA」とハワイ語っぽくブランディングしたらどうか?と構想を練っています。

大田 聡(おおた さとし)さんの取り組み

出典:【ホテル宿泊券の特典あり|12/22(木)18:00~】第1回館山市「地方創生×ビジネスセミナー」 | TURNS(ターンズ)|移住・地方創生・地域活性化

<プロフィール>

静岡県生まれ東京都町田市育ち。神奈川大学工学部で建築を学び、成瀬・猪熊建築設計事務所での勤務を経て2015年にoffice OTA.を設立。2019年から3年間は、館山の地域おこし協力隊としてリノベーションまちづくり推進を担当していました。

<仕事について>

  • office OTA. 代表:建築設計事務所
  • TATEYAMA BREWING.inc 取締役:クラフトジン
  • AKIYA STOCK :空き家イベント
  • 建築士
  • 大家
  • イベンター

大田さん自身をハッシュタグ(#)で表すと、以下のようになるようです。

#建築士
#空き家
#遊休地
#リノベーション
#解除デザイン
#トレーラー
#可動産
#高架下
#イベント
#AKIYA STOCK
#地域
#クラフトジン
#不動産経営
#バーテンダー

もともとは建築士さんで、次第に派生していったそうです。たくさんのスキルを持っていてすごいですね!

館山への移住のきっかけ

館山への移住のきっかけは、もともと親交のあった漆原さんによる地域おこし協力隊のスカウト。そのままの勢いで移住を決めたそうです。

以前所属していた設計事務所では、新築にかかわる仕事が多かったそうですが、独立後に「おまえ、空き家問題知ってるのか?」と人生の先輩に言われて空き家問題を考えるように。

空き家についての勉強会を通して、空き家を1つ活用したところで変わらないことに気づき、「空き家活用」ではなく「空き家群活動」が重要だという結論に行きつきました。

次第に空き家から地域に意識を向けるようになり、漆原さんに相談をした流れで館山に移住することになったそうです。

勢いで決めた館山移住ですが、今では館山が大好きだそうですよ!

館山での主な取り組み

主な取り組み1.イベントグループ「AKIYA STOCK」 

AKIYA STOCK」は、空き家に関するイベントグループです。

大田さん自身が空き家問題に目を向けるようになった際に立ち上げ、「空き家をどうやって使うか」についてを、実際に空き家を活用しているプレイヤーから学ぶ勉強会を開催。

テーマは、「空き家×アート×DIY」や「空き家×地方×ネットワーク」「空き家×東京近郊×コミュニティ」などさまざまで、2017年スタート以来、18回のイベントで合計478人が来場しました。

主な取り組み2.複合施設「TAIL(テール)」

▲TAILの外観

TAIL」はオルタナティブな生き方を肯定する複合施設です。

「tu.ne.Hostel」の向いに位置しており、1階はカフェバーで、2階は個室メイン宿泊施設、3階はシェアオフィス(開業前)となっています。

「TAIL」はTATEYAMA AREA INCUBATION LABの頭文字を取ったもので、「自己実現をするまち、人生を豊かにするきっかけの場所」の思いが込められています。それに加え、半島のしっぽに位置する館山のTAIL(しっぽ)の意味も込められているそうです。

「空き家の活用をしたい」と漆原さんに相談したところ、漆原さんがテナントに入ることになり、融資で購入したとのことです。

主な取り組み3.クラフトジン

出典:TATEYAMA BREWING

空き家を活用する目的の1つとして始めたクラフトジン。

「TAIL」の名前がお酒っぽいという理由で、共同酒造を開始しました。

もともと建築士でお酒の知識はないものの、「お酒造りが自分の性格に合っている」と感じ、共同会社「TATEYAMA BREWING.inc 」を設立。

「自分でブレンドできる・自分好みのジンがつくれる」という体験価値を付加価値として提供しています。

都内で定期的にワークショップをやっており、館山では蒸留体験とブレンド体験ができるそうですよ。

館山での今後の展開

今後の展開1.日本一仕事をしないオフィス「SABOTAIL」

現在、「TAIL」の3階部分にあるシェアセカンドオフィス「SABOTAIL」の開業準備中です。

今後の展開2.フルーツソース「TOLOT」

フルーツソース「TOLOT」の開発中です。名前の由来は、「トロットいろんなものにかけられるように」だそう。

新事業を館山でやる理由は、館山には一芸を持っている人や変わったスキルを持っている人が多く、スキルとスキルのかけ合わせで「一流のものをつくれるのでは?」と思ったからだそうです。

シェフや農家さん、デザイナー、カメラマン、ローカルエディタなどとチームを組み、開発を行っています。

フルーツ感に加えて、ハーバルやスパイシーな要素が組み合わされるとか。どんな味なのか気になりますね!

北村 亘(きたむら わたる)さんの取り組み

北村 亘さん|出典TURNS
出典:【ホテル宿泊券の特典あり|12/22(木)18:00~】第1回館山市「地方創生×ビジネスセミナー」 | TURNS(ターンズ)|移住・地方創生・地域活性化

<プロフィール>

埼玉県所沢市出身。大学卒業後は、愛知県名古屋市や東京都江戸川区に居住。2011年の東日本大震災が転機となり、2015年に東京と館山の2拠点生活がスタート。2021年に長年勤めてきた広告代理店を退職し、館山の地域おこし協力隊へ。ワーケーションの推進に力を入れています。

<仕事について>

  • 地域おこし協力隊
  • Living Anywhere Commons館山 コミュニティマネージャー
  • 貸別荘「K’sVillage平砂浦ハウス」運営

館山への移住のきっかけ

館山への移住のきっかけは、2011年の東日本大震災です。

それまでは一般的な家庭で育ち、大学を出て社会人を経験しましたが、2011年の東日本大震災で自分を取り巻く環境が一変することを目の当たりにして価値観が変化。

「いつ亡くなっても後悔しない生き方」を求め、2015年に東京と館山の2拠点生活を開始しました。

館山に決めた理由は、「土地に惚れ込んだ」から。

ウミガメが見えるようなきれいな海でサーフィンができ、海と山が近いためサーフィンの後に田んぼ活動をしたりたけのこを取りに行ったりと、自分が求める環境が館山にはあったそう。

館山での主な取り組み

主な取り組み1.ワーケーションの推進

地域おこし協力隊として、館山がワーケーション推進都市であることの知名度・来訪比率をあげる取り組みを行っています。

現在は、市内のコワーキング施設事業者を束ねたホームページの作成や、都内からのワーケーション需要を取り込むための主要企業への営業活動(ワーケーション・コンシェルジュ)を行っています。

主な取り組み2.Living Anywhere Commonsを通したコミュニティ形成

▲LAC館山のコワーキングスペース

Living Anywhere Commons(以下LAC)とは、コミュニティ型多拠点コリビング施設です。シェアハウスと宿泊施設が融合したような雰囲気で、コワーキングスペースが併設されています。

北村さんはLAC館山拠点のコミュニティマネージャーを務めており、つながりを広げるためにBBQや交流会などのイベントを定期的に行っています。

また、館山のよさをどう活かそうかと考えた際、北村さん自身がサーフィンをしていることに加えて、朝にサーフィンをやって9時頃から仕事をする流れはワーケーションにぴったりだと感じたそう。

そこで、LAC会津磐梯拠点と合同で夏はサーフィン、冬はスノボを行う「よこのりくらぶ」をスタートさせました。

私もよこのりクラブの一員です!そして、よこのりクラブがきっかけでサーフィンにハマりました!

主な取り組み3.稲の輪活動

▲田んぼの様子

放置されている田んぼを活性化させるための取り組みです。

二反弱の田んぼを借り、田植えの時期から稲刈りまで無農薬・手作業で行ったそうです。

のべ40組180名が参加し、お米づくりを通して参加者同士の交流や地域を知るきっかけにも。

今後は、耕作放棄地をより活性化させるために企業に田んぼを借りてもらう「お米のオーナー制度」を考えているようです。

主な取り組み4.冨崎ぐるっとバス

高齢化が進み、かつ漁港で上り坂が多い富崎地区。

数キロ先のスーパーへ行くのも高齢者にとっては辛いそうで、シェアカーを借りてボランティアとしてお買い物バスを運行しています。(毎週土曜日)

コミュニティの場にもなり、冨崎ぐるっとバスを楽しみにしている方も多そうですね!

主な取り組み5.EVモビリティ体験試乗会

館山は、館山に来るまでのアクセスは充実しているものの、館山に来てからの二次交通の少なさが課題だと考え、多様なEVモビリティの体験試乗会を企画・運営しました。

その様子は、房日新聞やNHKなどのメディアにも取り上げられています。

館山での今後の展開

今後の展開1.人と人とをつなぐ

さまざまな人が集まるLACのユーザーと館山市内のプレイヤーをつなぐ機会を強化し、「コミュニティの創造」から「コミュニティの進化」へ。

LACユーザーとトライアルマルシェを行って地域との関係性を深めたり、学生利用も多いことからLACの「学生コミュマネ制度」も考えていたりしているそう。

また、北村さん自身がスポーツが好きなこともあり、スポーツを通してつながりを増やせないかと考えています。

今後の展開2.地域課題と企業を結びつける

館山が抱えている地域課題と企業を連携させ、地域活動に取り組む体制の強化や地域貢献できる仕組みを構築していきたいと考えているそうです。

具体的には、先述した稲の輪活動の作付け面積の増加や企業営業の強化、EVモビリティの普及活動などです。

また、北村さんが運営している「K’s Village」のガーデンに大型プールを設置し、コミュニティの場となる地域コミュニティガーデンとしての運営も考えています。

3名が感じる”まちづくり”や館山での移住生活について

3名はまちづくりをどう定義しており、また館山の移住生活は実際どうなのでしょうか。

まちづくりとは?

「まちづくり」という言葉は漠然としており、人によっても捉え方が変わりそうですね。

今回、これに関しては漆原さんと大田さんが語っていました。

漆原さんが定義するまちづくりとは?

漆原さんは「リノベーションまちづくり事業」に携わっていますが、特別まちづくりを意識してビジネスを行っているわけではないようです。

自分の好きなことをビジネスとして行い、好きなことをした結果、まちのためになったら嬉しいと語っていました。

まちはつくられるものであって、「つくるぞ!」と意気込んでつくるものではないとのこと。

大田さんが定義する”まちづくり”とは?

大田さんは、移住者・定住者を増やすには、仕事をつくり続けることが大事だと繰り返し語っていました。

仕事をつくることで自分が館山にいる理由を見つけ、理由や居場所を見つけた人から定住していく傾向があるとか。

そこにいる理由を見つける後押しをするのが、まちづくり。

館山に移住した魅力・都内との違い

館山に移住し、何を魅力だと思ったのでしょうか。また、都内での生活と比べてどうなのでしょうか。

漆原さんが感じる館山に移住した魅力・都内との違い

館山に来てから年間休日5日と多忙な生活にもかかわらず、やりたいことをやっているため毎日が充実しているそう。

また、館山には豊かな自然や海があり、わざわざ他の地域や国へ旅行する必要性も感じていないとか。

日常的にきれいな景色を見たり自然に囲まれていたりするため、デトックスできているようです。

大田さんが感じる館山に移住した魅力・都内との違い

館山に移住してから、食料をはじめとするさまざまなものをもらう機会が増えたそうです。都内ではなかったことなので、新鮮に感じたとのこと。

また、都内では会社と家の往復で、会社を一歩出たら知り合いに会わなかったそうですが、館山ではふとしたときに知り合いに会う機会が多いようです。

北村さんが感じる館山に移住した魅力・都内との違い

館山に移住してから都内に住んでいたときと比べて、海と空を見る時間が増えたそう。

また、日が落ちる時間帯にはデスクワークの手を止めて夕日を眺める時間も。LACのユーザーが夕日の様子をシェアしている姿も、喜ばしいことだそうです。

▼ちなみに北条海岸の夕日はこんなにきれいです!

仕事の効率は?

移住者のよくある特徴として、やることが増えて忙しくなることが挙げられるそうです。

仕事の効率をどのように考えているのでしょうか。

北村さんが語る仕事の効率

北村さんは現在、対人での仕事が多いため、あまり効率の面は考えていないようです。

効率よりも楽しめているかどうかが重要で、効率を求めるあまり人とのかかわりが機械的になるのが嫌なのだとか。

時間が許せば、ドライブがてらまちを回ったりサーフィンに行ったりなど、一人ひとりと深くかかわる時間を大切にしています。

人とのかかわりを大切にしている北村さんが、LAC館山のコミュマネだからこそ、こんなにも館山を好きになれた気がします。きっと同じように考えているLACユーザーも多いはず。

結論:館山市がもっと好きになった

私は2022年10月に初めて館山を訪れ、LAC館山に宿泊しました。

そのときの滞在がとても楽しく、それ以降毎月1回は館山を訪れています。

「なぜ館山を好きになったのか?」

「なぜ館山にはこんなにも会いたい人がいるのか?」

と疑問に思っていたのですが、それは館山に根付いた方々がそれぞれ「また会いたいと思える出会いを増やす」取り組みをしていたからでした。

今回の3名の共通点は、館山が好きな移住者であること。

みなさんワクワクした気持ちや、自分が楽しむ気持ちを大切にしてビジネスを行っており、それが自然と周囲の人にも伝わっているのかもしれませんね。

館山好きな方には、何か心にくるものがあったのではないでしょうか。

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